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GMOが生成AIの「答えるだけ問題」を解消へ!RAGと業務自動化基盤を連携し、社内ナレッジを業務フローに直結

2026年10月20日5分で読める
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GMOが生成AIの「答えるだけ問題」を解消へ!RAGと業務自動化基盤を連携し、社内ナレッジを業務フローに直結

生成AIの「答えるだけ問題」とは?

企業で生成AIを活用する際、社内規定やマニュアルを参照して回答を得られても、その後の申請やデータ登録、関係者への通知といった実際の業務は、依然として人手による作業が必要になるケースが多くありました。これが、GMOプライム・ストラテジーとGMO AIコネクトが課題として挙げている「答えるだけ問題」です。生成AIが回答を生成することと、実際の業務を完了させることの間には、隔たりが存在していたのです。

また、社内規定や業務マニュアルが改定された際に、業務自動化の仕組みに設定した判断基準まで更新する必要がある場合、運用負荷が増大するという課題もありました。社内ナレッジの活用と業務の自動化をどう一体化させるかが、多くの企業にとっての課題となっています。

GMOがRAGと業務自動化基盤を連携

この課題に対し、GMOプライム・ストラテジーとGMO AIコネクトは、2026年10月19日に企業向けRAG(検索拡張生成)ソフトウェア「GMO AI RAG」と、iPaaS/AIエージェント基盤「JOINT AI Flow byGMO」の連携を開始しました。この連携により、社内文書を参照して回答するだけでなく、その内容を業務フローの判断や処理に直接つなげられるようになります。RAG基盤を個別開発することなく、社内ルールに沿った業務自動化を目指すとのことです。

GMO AI RAGとは

GMO AI RAGは、社内文書を検索し、その内容を基にAIが回答するための基盤です。Microsoft SharePoint、Google Drive、Windows共有フォルダーなどに保管されたファイルをAIが参照し、企業固有のナレッジを基に回答できるようにします。

JOINT AI Flow byGMOとは

JOINT AI Flow byGMOは、業務システムやクラウドサービスをつなぎ、ワークフローやAIエージェントを活用した業務自動化を支援する基盤です。

連携による具体的なメリットと活用例

今回の連携により、JOINT AI Flow byGMOで構築した業務ワークフローからGMO AI RAGのナレッジが参照可能になります。RAGが判断の根拠となる社内情報を提供し、ワークフロー側でその情報を使った判断や処理をする構成です。これにより、社内規定に基づく判断を伴う稟議や申請などについても、社内ナレッジの参照から後続の処理まで一つの流れに組み込めるようになります。

また、両サービスを連携させるためにRAG基盤を個別に開発する必要はなく、ノーコードで業務ワークフローを構築できるため、情報システム部門の負担軽減も期待されます。

稟議・申請ワークフローの効率化

従来の業務フローでは、判断基準となる社内規定を個別に設定していたため、規定が改定されるたびにワークフロー側の設定も見直す必要がありました。今回の連携では、判断基準となる規定をGMO AI RAGの参照先として管理することで、担当者が普段利用しているストレージ上の規定ファイルを更新すれば、AIワークフローが参照する内容にも更新が反映されます。これにより、規定の管理とワークフローの管理を切り離して運用でき、更新作業の負担を軽減できます。

製造現場でのトラブルシューティング支援

製造現場で生産ラインに異常が発生した場合、担当者が生成AIに質問すると、GMO AI RAGを通じて対処マニュアルや過去のトラブル事例を参照します。同時に、JOINT AI Flow byGMOを通じて基幹システムの生産実績データを取得し、これらの情報を照合することで、異常の原因究明を支援します。社内文書だけでなく、業務システムに蓄積されたデータも組み合わせることで、より具体的な情報に基づいた原因特定が可能になります。

今後の展望

GMOプライム・ストラテジーとGMO AIコネクトは、今後、対応するユースケースを拡充するとともに、導入企業の課題に応じた提案活動を共同で進める方針です。企業にとっては、生成AIが回答を生成できるかどうかだけでなく、その回答をどの業務で利用し、どこまで自動実行させるかが重要になります。社内ナレッジの更新管理、AIの判断の検証、処理の承認フローなども含めて設計することが、生成AIを実際の業務改善につなげる上でのポイントとなりそうです。

なお、連携サービスを利用するには、GMO AI RAGとJOINT AI Flow byGMOのそれぞれの契約が必要となります。

最終更新: 2026年10月20日
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目次
  • 生成AIの「答えるだけ問題」とは?
  • GMOがRAGと業務自動化基盤を連携
  • GMO AI RAGとは
  • JOINT AI Flow byGMOとは
  • 連携による具体的なメリットと活用例
  • 稟議・申請ワークフローの効率化
  • 製造現場でのトラブルシューティング支援
  • 今後の展望